「え?病院キライ?オレも大キライだぜ!」
ご存知、野良医者“エバっちゃん”が、シキイの高い医学界を、力いっぱい引きずりオロし、
細かくクダいてさしあげる、一番ワカりやすい「ツレヅレ雑談」“That's done!”

2006年12月18日

★【第9節】------『医大受験を“あきらめろ”と言われてしまいました…』


オレ:江畑をアワレだなぁ...と思ったら、ココをクリックしてクレぃ! → 
1日1回、クリックしてくれると、生きる希望がワキます。いつも応援アリガトウ...↑



『え? オレ(=江畑 李下)が、“野良医者”になったワケ…? それはねぇ……』



ご存知【これでアナタも病院イラズ!ネコでもわかる医学知識集】の著者であ
る、野良医者“エバっちゃん”が、自分の過去を、現在の状況を、そして未来
への展望を……すべてアライザライ残らずブチマケる、壮絶衝撃必笑自叙伝!

(気のお弱い患者サンは、↓以下ご遠慮願います。ブッ倒れても知りません?)



============================================

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★【ご注意】
以降の記述は、●パーセントが、「ノンフィクション」で構成されております。

★【免責事項】
以降の記述により生じる損害・トラブル等については、著者=ホームレス・
ドクター:野良医者 江畑=エバっちゃん および「株式会社アイナレッジ」は、
一切の! 責任を負いませんのでアシからず。



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★【登場人物】

◆オレ…「江畑 李下(えばた りか)」 元:医学博士…現在、野良医者
◆オヤジ…「江畑 帝(えばた みかど)」 人格者のカリスマ医師 その真の姿は?
◆おフクロ…「江畑 リョウ子」 心臓病を患(わずら)う、薄幸な?専業主婦
◆妹…「江畑 ケイ子」 両親をささえるケナゲな娘 現在、美容院を経営




★【第9節:その0】------『第8節(前回)までの オサライ …』


オレのオヤジ=「江畑 帝(みかど)」は、「カリスマ内科医」・「紳士」・「生き仏
サマ」…っていう、“オモテ”のカオと、「希代のギャンブル狂」・「カネに関し
てドンブリ勘定」…っていう、トンでもない“ウラ”のカオを持っていた。
オレら家族は、その事実をずっと何十年にも渡って見て見ぬフリをし続け……


また 一方、不治の病(心臓病)のおフクロ=「江畑 リョウ子」は、多大なる
ストレスの中、長男であるこのオレに過度な期待をすることで、日々のウップ
ンをはらす、激しい「過干渉」のオンナに 次第に変貌していき、幼少時のオレ
は、その期待や要求に、ムリヤリ答えさせられる毎日を強いられていたが……


従来のサボリグセと、運の悪さ(?)がタタり、結局 二流高校を卒業後、医大
受験に失敗し、多重浪人にまで落ちこぼれ…ついにDV=家庭内暴力まで勃発!
しかし、カリスマ予備校講師らのアツい指導により、徐々にマトモな成績が取
れつつあった、そんなオレにあのおフクロから、またトンでもない発言が……?





★【第9節:その1】------『“いしゃ を やめろ”の 真意とは…?』


「りっくん!アンタ “医者”目指すのヤメて “マンガ家”になんなさい!!」


多重浪人当時、おフクロとソリが合わなかったオレは、自分の部屋に自家製の
カギ!を作り、さらにツッカイ棒をドアにハメ込んで固くロックし、他人が入
れないように小細工をしていたんだが…


例によって、理性でなく感情で行動するウチのおフクロ=「江畑 リョウ子」は、
不治の病に侵されているとは、全く想像出来ないほどの“フルスロットルパワ
ー”で、オレのコサえたチョーツガイ付きのドアなんぞ、いともカンタンに突
き破り、アゼンとして部屋ん中にいるオレの前で、続けざまにこう言い放った。


「りっくん!アンタはねぇ、結局、才能が無かったの!! わかる?? 」


はァ…?ナニ言ってんだ…?
ヒトの部屋のドアをムリやりコジ開けやがった挙句に、このオバハンは?


それにしても、オレ(=江畑 李下)のことを、相変わらず「りっくん」って呼
ぶの、イ〜カゲンにヤメてくんねェかな? オレはもうハタチ(20歳)、犯罪を
犯したら新聞なんかにドウドウと名前なんか載っちまうトシなんだからさぁ…


「所詮はお医者サマを目指すようなウツワじゃなかったのよ、アンタは!!!」


イカン、コイツ目がイッちゃってる。

こういう場合は、シカト=完全無視するに限るんだけど…それにしたって、一
体何なんだ? その“おいしゃさま”っていう、医師至上主義的なイイマワシは?


「万駄ヶ谷予備校の模擬試験でもチットも成果が上がんないし…それで解った
の!アンタには、医者の才能が無いってことが!ソレよりも、絵の才能を伸ば
す事が大事だ、って、やっと理解したのよね…わかる?!」



この、おフクロの言う、
オレに元来備わっている?“絵の才能”について、なんだけど…


オレは、幼少時から、あの2人の親たちとは違って、絵ゴコロがあったらしく、
(健康三昧ブログ=イラスト集参照)


小学校のころ描いていた、赤塚不二夫や長谷邦夫のパクリである、オリジナル
のギャグマンガは、クラスメイトから結構受けていたし、ガキの絵の展覧会な
んかでも結構、賞とか取ってて、オレの作品がT.Vに出たこともあったし…


さらに、高3の現役時代は、受験勉強ソッチノケで、当時まだ普通のアニメー
ターで、「東映動画(株)」を辞め、「(株)日本アニメーション」に移籍したば
っかりの、若き天才動画作家=「宮崎 駿(みやざき はやお)」氏や、「大塚 康
雄」氏 、「森 康二」氏 なんかのオッカケ(?)をやっていて…

(まさかその四半世紀後…あの裏方だった ミヤさんの、俗称「宮崎アニメ」が、
超有名になり、果てはアカデミー賞まで取っちまうなんて、ホントにビックリ!
時代は変わりました…イヤ〜しっかしオレって「先見の明」があるなぁ!)


だから、決して絵を描く…って行為は、決してキライじゃなかったんだけど、
まさかコレを天職にしよう! コレで喰っていこう! なぁんて大ソレたことは、
当時オレ自身は、当然 コレッぽっちも思っちゃあいなかった。


「あのね、アタシね、オトウサン(=江畑 帝)と話し合ったんだけど…オトウ
サンはもうチョッと様子を見ようって、相変わらず仰(おっしゃ)るけど、ア
タシは、もう潮時だと思ってんの!物事には“あきらめ時”ってのがあるわけ
よ、ねぇ、わかる???」





★【第9節:その2】------『ヒツジとチーターの徒競走って…?』

おフクロの、マシンガン一斉掃射のような「戯(ザ)れ事」は、まだまだ続く。


「アタシは、アンタはチーターだと思ったけど、ヒツジだったのよ、わかる?」


オイオイ、
また例によってスッ飛んだ、支離滅裂なことを言い始めたぜ、この人。


「あのね、ヒツジに、チーターと同じスピードで走れ、っていうのが、土台ム
リな話なの。チーターにはチーターの役割があるし(←?)、ヒツジは草を食べ
るのが仕事なの(←??)。だから、アンタは、医者じゃなくって、アンタの好
きなマンガ家になるのが向いているの。だから、今から充分間に合うから、ど
っかの美大へ入りなさい(←???)。…わかる?」





……って、ワカルかぁ !!!




ナンじゃい!! 

そのワケわっかんない、独自の理論の展開はァ…?!!!


そのアンタの言う「ヒツジ」とやらに、性格がヒン曲がるほどムチうって、
「チーター」のように走れ!走れ!と急(せ)かしたのは、一体ドコのドイツ
なんだよ!


だいたい、医科大に入る偏差値がないから、マンガ家になるために、美大へ入
れ…って、考え方が、モロ「短絡思考(たんらくしこう)」だろ? 難易度や地
位や名誉や肩書きをランク付けすると、「漫画家<医者」…ってぇコトなのか?
チョッと待てや、ホントにそうなんか?????


医者なんてモンは、年間「ン千人」っていうレベルで、世の中に生まれる職種
であって…ソレに引き換え、第一線で売れてる 有名マンガ家サン…ってぇのは、
せいぜいもって、全国で「ン十人」だろ? 正直、売れてる ってぇか、喰える
有名マンガ家になる確率は、医者なんかになる確率よりも…はッるッかッに!
低いんじゃあネェの?


あと、「才能=絵がケタ違いに上手い」だけじゃなく、当然「運」も必要だろう
し…コレ、ヘタすりゃ世界の最高学府「ハーバード大学」を卒業するよりもナ
ンギな事なんじゃあねぇのか? 有名マンガ家になるプロセスってぇのはさ?


それから、有名マンガ家さんたちは、必ずしも美大なんかを卒業しちゃいない
んだって。アラレちゃんや、ドラゴンボールの「鳥山 明」氏は、名古屋大学の
経済学部だし、あの亀田のヤ▼ザ親父にケンカを売った、「やく みつる」氏は、
早稲田の商学部、GU-GUガンモや、ギャラリー・フェイクの「細野 不二彦」
氏は慶応の法学部……どのセンセイ方も、オレなんかよりもはるかに高いレベ
ルの大学に通っていらっしゃったんだ。


そしてキワメツケは、かの鉄腕アトムやブラック・ジャックの「手塚 治虫」御
大…ナンと国立の大阪大学医学部出身で、医師免許や博士号なんかも取得して
いる、まさに秀才なのだ!


そんな事実を知ってか知らずか、医学部に入る偏差値が足りない、っていう理
由から、「医者」じゃなくって、「マンガ家」に志望変更、だから「美大」へ入
れ…って…それ“偏見”以外のナニモノでもないんじゃネェのか?「マンガ家」
サンたちや、「美大」の学生サンに対して、大変失礼な発言じゃあネェのかい?


なんでそんな風に、思考が“バイパス”されちまうかなぁ?もう少し、ご自分
の言霊(コトタマ)を、ご自分の中枢神経で、ジックリ熟考して…そっから
自分の口を経由して、世の中に出せゃ、あぁ?


ムカッパラの立ったオレは、目の前のおフクロに対し、例によってまたその
ヘンにある手頃なモンでも投げつけたろか!?…って思ったんだけど…コン
なんとマトモに付き合っちゃ、自分のレベルが下がらぁ…と思いとどまり、
シカト=無視をし続け……ま しかし、ココロん中では、精一杯のボリュームで、


「うるセェな!下がれ ヒカえろ 妖怪ババァ、受験勉強のジャマなんだよ!」

って、怒鳴っていたんだけど。


コレ読んでくれてる、読者の皆サマ。自分の母親と、意思の疎通がはかれない
…ってぇのは、ナンともムナしく、ツラく、実に不幸なことなんですよ。





★【第9節:その3】------『オヤジの反応と、オレの怒りのラストスパート…?』


で、この「突然、目標=医者 → マンガ家 変更」の件を、おフクロと話し合っ
たっていう、当のオヤジに聞いてみた。最近やっと受験勉強にエンジンがかか
ってきたオレだけど、医大受験をあきらめるべきか否か…って事をね。


オヤジ=「江畑 帝(みかど)」は、いつもの草食動物のような ご面相で、


「う〜ん……医者って職業は、“医は仁術から”っていう言葉があるように、
世の為、人の為になる、実にやり甲斐のある職業なんだから…私もいままで
医者になって色々あったけど、その“医は仁術から”を本当に、日々実感しな
がら、この仕事を続けているんであって…もうチョッと医大受験、あきらめな
いで頑張ってみてはどうかなぁ……ふむ。」


と、その当時、オレが“人格者”“理解者”“尊敬すべき人”…と思い、慕い、
信じて込んでいた、その通りの返答をしてくださった。


なるほど、オヤジは、口ではハッキリ言わんけど、オレに医科大に行って欲し
いんだなぁ…やっぱ、あのおフクロと違って、この尊敬するオレのオヤジは、
オレを見捨てずに、暖かく見守ってくれてるんだなぁ…と、オレはオヤジの
引止めの言葉?に、感動すら覚えていた。


で、オヤジは、今から考えると オレに対する単なるエール?応援?のつもりな
のか、全くもってウソだらけのデタラメ千万のことを、最後にこう付け加えた。


「イヤイヤ、医科大ってのは、入るのが相当難しいんだなぁ、入るのが。一回
入っちゃったら、それこそ専門的な勉強をチョコっとやって、スイスイと進級
して…アッというまに国家試験になって…ソレに受かって、すぐ“医者”に
なれるんだから、まァ今が一番ガンバリ時なんだだから、入学しちゃえばラク
チンなんだから、もうちょっと受験勉強やってみなさい、いいね?……ふむ。」


さらに、後年判ることだが、このオヤジが、自分の後継ぎとして、どうしても
オレを医者にさせたかったのは、「医は仁術」=「疾病(しっぺい)を治療し、
仁徳を施す術」という、地位も名誉も肩書もある職に付かせたい…という思い
がある一方で…この、崇高な希望?とは、まったくもって別の“ある思惑”…


とても「仁術」とはかけ離れた、非人道的なプロット…つまり、オヤジ自身の、
“カネ”の損得勘定のために、オレを医者に仕立て上げ、そのオレの職を いわ
ゆる道具として利用する…という驚愕の真実を、当時、オヤジに絶大なる信頼
を置いていた、ハタチ前の 無知で無能なオレは、当然 知るヨシもなかったが。



それ以降、オレはオヤジの 「声無き期待」に、絶対に答えるために、またあの
おフクロを絶対に見返すために...「スミマセン、マイリマシタ」と、キャンと
言わせてやりたい…っていう一心で、とにかくまるで、“ツキモノ”がついたか
の如く、必死に、それこそ寝る間を惜しんで、受験勉強に勤(いそ)しんだ。


で、コレ不思議なモンで…いままで、おフクロにサンザンっぱら「勉強しろォ、
勉強しろォ」…と言われてきた“反動”ってぇか、“反発”で、この「医大を目
指すな!」っていう、おフクロの逆エール(?)は、オレを意地でも!イヤで
も!勉強するような精神状態に駆り立てる結果になった。


実はコレ、人間のヒネクレたココロをウマ〜く突いたウラワザ?的効果なのだ。


例えば、「この件、チャンと言わなきゃダメ、正確に伝えなきゃならないんだか
らね!」なんて言いつけられたんだけど、途中で、ドッカに立ち寄って、バカ
ッ話をして、ついつい忘れちまう…なんてな事もよくある一方で…

「コレは言っちゃいけませんよ!秘密だから、絶対喋っちゃいけないよ!」
なぁんて、強く強く言われると……ナンとなぁ〜く“言いたくなる”っていう、
心理状態って、人間誰でもよくあるでしょ?


今から考えると、あの手のヒラを返したような「医大を目指すな!」の一言は、
あのおフクロの、オレに逆にハッパをかけるための、一種の誘導作戦?陽動作
戦だったんかな?…って、思えてなくもないんだけど(まぁソンな事はないか)。




そして、ついに、またまた、

多重浪人のオレにとって、恒例の! 「ン回目の受験シーズン」がやってきた。



『次回予告』

★【第9節】------『お得意の“第2志望”は、自愛堂(じあいどう)医大でした…?』






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2006年12月13日

★【第8節】------『やっとのことで“恩師”にめぐり会えました…』


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『え? オレ(=江畑 李下)が、“野良医者”になったワケ…? それはねぇ……』



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る、野良医者“エバっちゃん”が、自分の過去を、現在の状況を、そして未来
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★【登場人物】

◆オレ…「江畑 李下(えばた りか)」 元:医学博士…現在、野良医者
◆オヤジ…「江畑 帝(えばた みかど)」 人格者のカリスマ医師 その真の姿は?
◆おフクロ…「江畑 リョウ子」 心臓病を患(わずら)う、薄幸な?専業主婦
◆オーさん…「大石先生」 万駄ヶ谷予備校のカリスマ「化学」講師 オレのココロの師?




★【第8節:その0】------『第7節(前回)までの オサライ …』


オレのオヤジ=「江畑 帝(みかど)」は、「カリスマ内科医」・「善人」・「生き仏
サマ」…っていう、“オモテ”のカオと、「希代のギャンブル狂」・「カネに関し
てドンブリ勘定」…っていう、トンでもない“ウラ”のカオを持っていた。
オレら家族は、その事実を見て見ぬフリをし続け……


また一方、不治の病(心臓病)のおフクロ=「江畑 リョウ子」は、多大なるス
トレスの中、長男であるこのオレに過度な期待をすることで、日々のウップン
をはらす、激しい「過干渉」のオンナに変貌していき、オレはその期待にムリ
ヤリ答える毎日を強いられていたが……


ほんのチョッとのツマヅキで、高校受験に大失敗し、「エセ・スパルタ二流校」
の「岩仏丼(がんぶつどん)高校」を、最悪最低の成績で卒業後、従来のサボ
リグセと緊張感の無さがタタり、結局、多重浪人にまで落ちこぼれ…ついに、
DV(ドメスティック・バイオレンス=家庭内暴力)ザタにまで発展?して……





★【第8節:その1】------『コレって、まるであの トム と ジェリー …?』


あの一件…

19歳、多重浪人、ニート? & プレ・ヒキコモリのオレ=江畑 李下が、くち
ウルサい おフクロ=江畑 リョウ子に、DV(ドメスティック・バイオレンス=
家庭内暴力)っていう「狼藉 ろうぜき」をカマした事件…


あん時の詳しい状況を説明すると…


オレが振り上げた「木製の座椅子」を、頭上で察知?したおフクロは…硝子(ガ
ラス)をツメで引っかくようなカナキリ声をアゲながら、文字通り「脱兎のご
とく」自らのポジショニングを瞬時に変え…

よ〜するに、心臓病患者にはとても見えないほどの身のコナシで、自らの体を
翻(ひるがえ)し…オレが振り下ろした座椅子攻撃を、スンデのところでかわ
して、難を逃れた…ってぇワケだった(その代わり座椅子の方は、その一発で
コナゴナになり、使いモンにならなくなったけど)。


そのおフクロからオレの暴発!を聞いたオヤジ=江畑 帝(えばた みかど)は、


「 暴力はいけないなぁ〜… 暴力は〜〜〜〜〜……  ふむ。 」


…ってぇな、“ コトナカレ〜 コトナカレ〜 ”の雰囲気マルダシの、草食動物
のようなご面相で、またいつものオキマリ文句を繰り返すのみだった。


まぁ、例によって、「メンドウなことが大キライ」「カネにならないヤッカイ事
には手と口を出したくない」性分のオヤジの「“裏の”性格」からしてみれば、
オレの多重浪人生活なんかは、黙って静観?傍観?しているしか、他にスベが
無かったんだろうけれど。


しかし、それから後も、おフクロはショーコリもなく、なんか事あるごとに、
オレの怠惰な浪人=ニートってぇか、ヒキコモリ生活を口ギタナく非難し、


それに怒ったオレが機関銃のごとく!反論すると、すかさず自分のミミを両手
で塞(ふさ)ぎ、「アワワワワワワァ〜〜〜〜〜」と、自分のダミ声でオレの声
を聞こえなくして シカトする…っていう、古典的なアザトい手を使いやがり…


その腹立たしいアクションに、オレがブチ切れて、再び手を上げようとすると、
まるで牛若丸のようにヒラリと身をかわし、罵声を残して自室へ逃げ戻ってい
く…っていう、激しくキタナい行為を、何度も何度も何度も!繰り返していた。


ナンか、アメリカTV漫画:ハンナ・バーバラの「トムとジェリー」のような
憎み合い?…イヤイヤ、あのネコとネズミのアニメは、2匹ともキャラがカワ
イイし、主題歌のとおりに「仲良くケンカ」してるんで(←あァ、年がバレる)、
微笑ましいなァ、で済むんだけど、


ウチ=江畑家の場合は、怨念&アグリー(醜さ)マルダシの非難合戦を、オレ
とおフクロとで、日々繰り返していたんで…そんなおフクロの存在自体、当時
はオレにとっちゃ不愉快極まりなかったし…


また一方で、「コイツは、あんなにオレが危ない目に合わしてんのに、このオレ
に対する態度を改めるとか っていう、学習能力が全く!ナイんかなぁ…?」っ
て、オレ自身としては、おフクロに、もうアキレかえりまくっていたんだけど。





★【第8節:その2】------『医大の受験科目を、さてドーしましょ…?』


ソンナコンナで、江畑家がオレの多重浪人を期に荒れはじめていたころ...
いつもの「万駄ヶ谷予備校」で、オレは、ホント、タマタマ、偶然に、ある
「化学」の授業を、ヒョンなことから、モグリで受けることになった。


当時、オレの受ける医科大に必要な受験の教科は、
「数学」「英語」そして「理科2科目」の、計4科目であった。


そのころ、「数学」は、オムカイの頭大志望のスーパー浪人生=「武藤サン」(第
7節登場済み)の、実力ゼロ学生のオレに対する、地道なマンツーマンの指導
の効果もあって、オレの成績はユックリ、ジックリと上がりつつある最中だっ
たし、


「英語」に関しては、当時の受験生のバイブル本「試験にでるA単語」や、「試
験にでるA熟語」に加えて、カンタンな辞書マガイ?の単語全集を、一冊マル
ゴト暗記しまくる、っていう最終手段を講じていったんで(…今思うと、最も
効率の悪い学習法!)まぁ、最悪ナンとかなる算段?はついていた(と思う)。


で、残る「理科」の「2科目」なんだけど、


医大受験の場合、「理科」は、
「物理」「化学」「生物」の3科目から、2科目選択することになっていて…


オレはいままでの「自分の失敗してきた、かつての受験」では、「物理」&「化
学」を選択していたんだけど…どうやら自分には、「物理」のセンスがナイんじ
ゃないか…?って、遅まきながら気がつき、結局 理科ン中でも、もっとも暗記
教科?に近い!「生物」をあらためて とり直し…


「英語」の学習法とまったく!同じ、この「生物」っていう教科も、ただひた
すらオレは“暗記”を繰り返し、かつ、医大の過去問を解きまくり、結局丸ご
と全部憶えちゃう(まぁ、コレも暗記だ)っていう、チカラワザを駆使してい
たんだけど…


問題なのは、残る「化学」…


イオンとか、エステルとか、ベンゼンとか、アルデヒドとか、カメノコとかが、
ズラ〜リと並ぶ、まるで暗号を解くようなその授業は、オレにとっちゃ「英語」
や「生物」なんかの、ただヒタスラ「暗記」をしまくる、っていうツケヤキバ
的学習では、とうてい済まない難題ダラケだったのだ。





★【第8節:その3】------『カリスマ予備校教師オーさんとの出会い…?』


で、その偶然受けた「万駄ヶ谷予備校」での「化学」の授業…

講師は、「大石先生 おおいしせんせい」…
受験生は、親愛と尊敬の意を込めて、「オーさん」と呼ぶ、その有名講師(情報
にウトいオレは、当時ゼンゼン知らなかった)の授業が始まって、まもなく…


オレは、
まるでイリュージョンを体験しているような不思議な感覚に包まれた!


とにかく ソレは、オレのアタマん中に、「むずかしい、むずかしい…」と、
ずっと思っていた、化学式が、記号が、法則が…自然と入りこんできて…そし
て自分の記憶のヒキダシに次々に整理整頓され、しまわれていくのを、ハダで
(脳で?)実感した瞬間だったのだから!!!


この、「大石せんせい=オーさん」は、悩める受験生に「化学」というものが、
いかに魅力ある教科か?から始まり…ユーモアとギャグをフンダンにおり混ぜ
ながら、生徒をイッキに自分の授業に引き入れ…受験本番で1点でも多く奪
取?するためのノウハウ=いわゆる受験テクニックを、受講生に懇切丁寧に教
えまくり、


「“カユいところ”“だけ”に 手が届きまくる」っていう、オーダーメイドの受
験マニュアルが、受験生自らして、自然と出来上がっちゃう…っていう、まさ
に当時のオレにとって、奇跡の!希望の!救いの!「神」だった。


オレの卒業した、「岩仏丼(がんぶつどん)高校」(第5&6節登場済)の、ブツ
ブツ呟(つぶや)く口調で 難解な授業をさらに複雑にし、毒性のある硫化水素
の芳(かぐわ)しい香り漂う 化学室に1日中引きコモり、そのクセ 登下校時
には 排気ガスよけの 自前ガスマスク を着用する…っていう、うすらハゲジジ
イの「家松(いえまつ)」っていうド変態教師とは、「月」と「スッポン」、
「ダイヤモンド」と「コークス」、「未来少年コ▼ン」と「宇宙戦艦ヤ▼ト」
ほどの、ウンデイの差があったのだ。


今でいう、カリスマ予備校教師のハシリだった、この大石先生=「オーさん」、
とにかく授業中に笑っちゃうことばっかりおハナシして下さるんで、聞いてる
コッチは、イヤでもその内容を憶えちゃう。


例えば…オレのニガテだった、元素周期表「0族」の覚え方…

「ヘンな(He)ネェ(Ne)ちゃん、歩いて(Ar)くる(Kr)よぉぉぉぉ!」
(He=ヘリウム N e =ネオンAr=アルゴン Kr=クリプトン)…って、毎回
コンな具合。



現在、オレが医療情報や、医学知識を、毒舌とユーモア、ギャグなんかを交え
て、皆サマ方にご紹介申し上げるのは、バラエティ番組のファンであると同時
に、この浪人時代の、化学の「オーさん」の、オモシロイ授業に 多分に影響を
受けてるせい、なのかも知んない。


「いい指導者...優秀なコーチ、優秀なトレーナーがいないと、自分の学力を
100%発揮できない」…っていう、ヤッカイな体質 をもっていたオレ(第6幕
解説済)は、この「オーさん」との出会いで、俄然「化学」に対してヤル気が
出てきて…


当時、席順が決まってなく、早いモン勝ちで座席が決められていた「万駄ヶ谷
予備校」の、その「オーさん」の授業を最前列で聞くべく、朝イチの授業の際
には、明け方の!始発に乗って(←山の手線を何周もしていた愚行とは大違
い!)、まだ空いていない教室の前で、折りたたみイスに座り、授業開始をひた
すら待つ…っていう、


まるでアーティストのライブに並ぶ熱狂ファンや、正月の福袋目当てに 朝も
ハヨから行列を作る、オバチャン連中のような(?)アツい受験生に変貌して
いったんだ。





★【第8節:その4】------『カルテNo.34救命救急の復習です…?』

ココで、以前のメルマガ「カルテNo.34救命救急」の完結編に書いた、
この千駄ヶ谷予備校の化学の講師:「大石先生」=「オーさん」の授業んトコを
↓以下に抜粋しておきますんで(熱心なファンの皆サマなら、憶えてるよね?)。



↓ココから ===============================================


■【危険なドライバー?ベスト3】■■■■■■■■■


「交通外傷 こうつうがいしょう」…つまり"クルマの事故でのケガ"ってなヤツ
で、3次救急=救命救急センターに担ぎこまれるヒトを診るのは、ほとんどが
外科や整形外科…って、皆サマ思われがちだけど…


「救命救急科」をローテーションしてる(=廻ってる)オレら内科医、なんか
も、結構、ニワカ手術!を手伝う事もあるんだぜ。


オレ、西都(にしみやこ)医大病院にいたとき、腎不全(じんふぜん:腎臓の
働きが1/10くらいに落ちちゃった状態)の患者サン、なんかを「緊急透析 き
んきゅうとうせき」(=人工腎臓の処置)する際、かなりオペ室(手術室)に何
度も何度もムリヤリ入らされて…結局、オレが病院中で、一番、手術手技がウ
マくなっちゃった…なんてぇなコトも以前、あったんだな。

(今の「ホーム"レス"ドクター:野良医者」ぶりからは想像もつかんでしょ?)


さて…コレ、昔っから言われてるフレーズ、ってか、言い伝えなんだけど、
クルマ運転してるヒトに聞いた、「危険なドライバー」のベスト3、ってぇのは、
以下の3つなんだそうだ。ご存知かな?


『 一ヒメ、二トラ、三ダンプ 』 (いちひめ、にとら、さんだんぷ)


コレの意味は、



◎ 一ヒメ (いちひめ)………"女性ドライバー"のこと
◎ 二トラ (にとら)…………"飲酒運転"のこと
◎ 三ダンプ(さんだんぷ)……"ダンプカー"等の大型車のこと




以下、詳しく説明していきましょか?




◎ 一ヒメ (いちひめ)………"女性ドライバー"


文字通り、女性のドライバーのこと。ナゼかしら、女性、ってぇのは、運転が
男性よりもヘタ。これは紛れもない事実でしょ?


「空間認知能力」ってぇのが、男性より劣ってる…ってな脳生理学?の分析結
果?がある、そうだけど…チョッと前、『地図の読めない女』ってタイトルの
本があったでしょ?アレと同んなじ理由、なんでしょうかね?(あくまでも
"一般論"ですよ!)


オレ、西都医大の草加アリーナ病院近くで、タクシーに乗ってたとき、ワキか
らきたクルマが、オレの座席近くに、横から突っ込んできたことがあったんだ。


幸い、オレ、チョイ衝撃を受けただけで無事だったけど…フテッくされながら
運転席から降りてきた、そのクルマの運転手…50半ばくらい?のオバハンで、
オレのタクシーの運チャンと(客のオレ、シカト状態で)、相当な時間、道のま
ん中でモメてたなぁ。


ま、言うまでもなく!ハジライ、ミサカイ、ウエストの全っっったく無い、
「典型的、おッばッさッんッッッ」!…だったけどね。


さらにヒデぇのになると、右にウィンカー出して、左に曲がるオバハンドライ
バーもいるんだぜ(オレ自身が目撃したもんね)。


参考:医学的に、これを左右失認(さゆうしつにん)という。脳血管障害とか
で起こる症状で、右と左の区別が付かない状態。こういう患者サンに、医者が
「右手で、左の耳を掴(つか)んでみて下さい。」…って指示すると、たいてい、
右手で右の耳を触ってしまうのだ。


(女性ドライバーの皆サマ、「運転ヘタ」ってぇのは、あくまでも一般論です
んで、クレッグレも!ノークレームで御願いイタシますね……ソコのオバハン、
怒っちゃダメですってば!)




◎ 二トラ (にとら)…………"飲酒運転"


これは言ワズモガナ…ですな。酩酊状態(めいていじょうたい=ヨッパラって
る、ってぇこと)で運転するなんて、ソンなん論外でしょ。


幹線道路沿いの「ドライブイン型居酒屋」?みたいのがよく地方なんかにある
けどさ、アレ、帰りは全員、"飲酒運転"して帰ってくださいませね…ってぇ事、
なんでしょかね?(アレ、出口んトコで一斉取締りやれば、ほぼ"全員"捕まっ
ちまうよな?)


酒も、ドが過ぎると、本当にオッカない!…ってぇことは、いままでサンザン
書いてきたから、ココでは割愛(かつあい)しますんで。




◎ 三ダンプ(さんだんぷ)……"ダンプカー"等の大型車


この「大型車」、説明するまでも無く、モロ"走る凶器"でしょ。
タイヤ外れてゴロゴロ転がっただけでも、ヒトが死んじゃうんだからさ。


これもオレの経験だけど、西都医大の港未来病院での(バカで無意味な→)
研究を終えて、夜中、首都高に乗ってたら…横の車線の大型トレーラーが、
けっこうハデにジグザグ運転してて、「ンだ?クヌ野郎!」…ってぇんで、追い
抜かしがてら、運転席をチラッと見たら、その運チャン、完全に"コックラコッ
クラ" してたんだよ!


オレ、あわてて車間距離あけたどさ…アンなんが大事故を引き起こして、
3次救命救急なんかに直行するんだろうな。あ〜コワイコワイ…



コレは、オレが医家大学受験に失敗し、多重浪人してるとき、「万駄ヶ谷予備校」
時代の恩師「オー先生」のエピソード、なんだけど…


予備校の授業中に、ナンだか憶えてないけど、さっきの「一ヒメ・二トラ・三
ダンプ」の話題が出て…そん時、教壇に立っていた、その「オー先生」が、こ
んなムズかしい?質問をされたんだ。


「キミたち、この 『…一ヒメ・二トラ・三ダンプ…』のなかで、もっとも
怖いのは、一体ドレかわかるかな?」


オレら生徒は、そりゃダンプ(大型車)だ、
いや、飲酒運転だ…それとも女性?…なぁんてイロイロ考えたんだけど……


その「オー先生」、得意気なカオをして、こうおっしゃったんだ。


「キミたち、洞察力ないなぁ! ソンなんで、来年の受験、平気かぁ〜!
…正解はね、『"女性"が、"酔っ払って"、"ダンプカー"運転してる 』ってぇ
のが、最高に怖いんだよ! ワハハハハ!……」


オレはこの最高にオモシロく、アツい先生のご指導のおかげで、受験科目の
理科(=化学)が大好きになった。 後、「自愛堂医大」に入学し、6年後、
オレが無事、卒業して医者になり、一言お礼を言いに「万駄ヶ谷予備校」に
伺(うかが)おうとした直前…


この恩師「オー先生」、ガンで亡くなられたんだ。もう十数年前の話だけどね。



結論。

皆サマ、『酔っ払いの女性が運転するダンプカー』が、もし、万が一、バックミ
ラーに写った際には、「QQ車」の時よりもすみやかに!迅速に!道をゆずりま
しょうね。


(以上、「カルテNo.34救命救急」の完結編より抜粋)

↑ココまで ===============================================





★【第8節:その5】------『医大受験を…あきらめろ…?』


さて…ガゼン!受験にノッてきた、ってぇか、テンションが上がってきた、
(↑遅いと言うナカレ)オレだったんだけど…


ある日突然、あのおフクロが、
オレの部屋に血相を変えて入ってきて、開口一番、こう言い放った。



「りっくん(←オレのこと)、アンタ、医者ヤメて、マンガ家になんなさい!」





『次回予告』

★【第9節】------『医大受験を“あきらめろ”と言われてしまいました…?』




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2006年12月04日

【病棟日誌第一弾“不明熱”編】 の “あとがき”


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◆【病棟日誌:第一弾】
『F.U.O=不明熱 ふめいねつ』編:



---【長い本文の後の“あとがき”】---



親愛なる読者の皆サマ、

著者のDr.江畑=エバっちゃんです。


長きにわたるご愛読、マコトにご苦労さまでした。


このノンフィクション…イヤイヤ、フィクションは、「まえがき」にも書いたけ
ど、オレが「西都(にしみやこ)医大 第五内科」に在籍して、中堅ドコロのド
クターだった頃のエピソードで、今から思い返すと、もう十年以上前の、スッ
カリ「昔話」と呼べるほどの大学病院ドタバタ物語…なのです。



ホンじゃ、さっそく、この「病棟日誌:第一弾ディレクターズ・カット版」の
特典、それぞれの「キャスト=登場人物」の“その後”の詳細を、以下に記し
ましょっか…




★【病棟日誌:それぞれの「キャスト」の“その後★



◆プリンス風林かざん
----------苛山 正義(かざん まさよし:苛山班班長)の、その後…



さて、「かざん」大先生…この一件?におけるオレ(=江畑)のココロが受けた
衝撃?なんてのは、当然、ヤツは知るヨシもなかったんだけど…ナンやら知ら
んが、オレ(=江畑)を自分の子分?仲間?とカンちがいしちゃった、らしく
って、その後、ことあるごとに、「エバっちゃん、エバっちゃん…」なんてな具
合に、オレは相当付きまとわれたんだ。オレのほうが年上なの、アイツ知って
たんかな?


その後も、相変わらず病棟、イヤ、第五内科の医者全員を敵に回して、イロイ
ロとトラブルを引き起こしていて、オレはずいぶん迷惑を被(こうむ)ったよ。
中でも、オレの新しい指導医(…キムタクと、格闘家の魔裟斗を足して2で割
ったようなイケメンドクター)と、病棟カンファレンス中、ど派手なケンカを
おっ始めちゃった時は、サスガに、うゎ…!こりゃ相当マズイ!…って思った
けど。

(↑この話、相当オモシロいんで、また改めてドッカで書きますんで、乞うご
期待!)


彼は、この数年後…オレ(=江畑)と同様、学位論文を書き上げて、医学博士
号をもらい、その後、西都(にしみやこ)医大:第五内科の医局を辞めて、故
郷の義布県にある実家に帰った、らしい。オレと違って、実家が、たしか由緒
ある大病院かナンかを経営していたんで、ソコを手伝ってんのかも知んない。
あるいは独立しているのかも。


一人娘の実穂チャンは、今じゃ、リッパな女子高生?あたりになってるんだろ
う。ああいう「かざん」大先生みたいな、若いころムチャクチャやってたのが、
結構いい「お父さん」になってるパターンって、実は多いんじゃないでしょう
か、ね…?




◆舎弟のわたみず
----------研修医 綿水の、その後…



オレの唯一の舎弟(しゃてい)?だった、研修医の綿水(わたみず)だけど、
本文にも書いたように、仁井潟県の関連病院に移って…その後まもなくアイツ、
西都(にしみやこ)医大に戻り、そのままココの「第一内科」に入局した…

つまり、オレの当時所属してた、「第五内科」には入らなかったんだな。オレの
勧誘がアマかったのかなぁ? 本人は当時、「すみません、江畑センセイ…」っ
て、やたら恐縮してたっけ。


それから数年後…オレが西都(にしみやこ)医大をヤメたあと、何かの用事で、
なつかしの西都医大の付属病院に行ったとき、ある病棟で丁度、第一内科の「教
授回診 きょうじゅかいしん」の真っ最中で…ソコで、久っさしぶりに、綿水の
姿を見た。主任教授のま隣にいて、患者のカルテなんかを説明してたんだ。


回診後、オレが声をかけると、アイツ(綿水)は、ビックリした様子で、「江畑
センセイ、お久しぶりです。」なんて、懐かしそうに挨拶してきた。「オマエも、
もう5年目くらいになるの?教授回診で教授補佐役?なんて、たいしたモンじ
ゃない?」…ってオレが言うと、「ヤだな江畑センセイ、僕、もう“10年目”
ですよ。」…ってのを聞いて、オレ相当!驚いちまった。オレの気づかない間に、
「時間」ってぇのは、そんなに過ぎ去ってしまいましたか、ってね。




◆むぎのはらサン
----------看護師 麦野原 嬢の、その後…



今回の、カゲの主役?である、「むぎのはらサン」…いゃ〜、オンナはオッカな
いね。ホント、見かけによらんモンなんだねェ〜…って痛感した今回の事件…
まぁ、イロんな意味で、いい勉強になりましたよ実際。


あとから聞いたハナシによると…この「ナース麦野原」、その後、かの「風林か
ざん」大センセイと別れたあと、ナンと!今度は、オレ(=江畑)の新しいネ
ーベン(=指導を受ける新米の医者)とつきあってた!…なぁんてな、トンデ
モ情報が、当時のオレをミミに入ってきたんだ。


そのオレのネーベン先生も、実は「妻帯者」だったことから、どうやら、この
「ナース麦野原」、妻子持ちの男性しか愛せない恋愛体質?らしい…ってぇこと
が判明した(=あくまでオレの独断&偏見による人物分析ですんで)。


そういや、病棟に、「憂いのある妻子持ち中年男性」が入院してくると、この「ナ
ース麦野原」、その都度、ソワソワ、ウキウキしていたっけ。特に、某・美人女
優と結婚してた、某・小説家(=個人情報保護のため、敢えて名を伏す…)が、
このVIP病棟に検査入院してきた時なんか、周りがビックリするくらい、マジ
狂喜していたもんな。


精神医学的に言うと、こういう女性ってのは、たいがい、極度の「ファザコン」
で、コレが病的なほど、妻子ある男性のみ=恋愛対象…ってなっちゃうらしい。
ソリゃ、当時のオレ(=江畑)なんかが、ハナも引っ掛けられないワケですよ。
このユガんだ恋愛体質…まぁ、気の毒…っちゃ気の毒な病態?なのかも知れな
いけどね。




◆オカマのトラちゃん
----------奥河原 虎八(おくがわら とらはち:VIP病棟長)の、その後…



このカマトラ先生、ホント、お世話になったなぁ。オレ(=江畑)が、あの事
件の直後、原因不明の高熱出して倒れちゃって、病棟が手薄になったとき、オ
レの受け持ち患者サン、「ドクターかざん」と一緒にフォローしてくれていたっ
け。


アレ?それって、オレ(=江畑)じゃなくって、「ドクターかざん」の為に、ヒ
トハダ脱いでくれてたのかな? まぁいいや。とにかく、見かけによらず、タヨ
リになるヒトです。


このオカマのトラちゃん、ヒトがいいモンだから、第五内科の雑用をいつもイ
ッテに引き受けちゃってて、それが重荷になっちゃって、よくストレスからく
る神経性胃炎を起こして、しょっちゅう自分用に処方された胃グスリを、医局
でイッキ飲みしてたな。「エバっちゃん、病棟長はタイヘンなのよぉ〜…」なん
て、シナを作りながらね。


風のウワサで聞いたトコロによると、今、第五内科の「次期 次期…」くらいの
教授候補、らしい(…ウソかホントか知らんけど)。オカマの医学部教授なんて、
相当にめずらしいんで、是非!ガンバってもらいたいモンです(…あと、もう
イイ年だけど、いまだに独身らしい…って、アっタリマエか)。




◆ゴナイのアラジョー
----------荒井 城太郎(あらい じょうたろう:第五内科主任教授)の、その後…



「ニッコリ笑ってヒトを切る!」…でオナジミの?この偉大なる将軍サマ、ゴ
ナイのアラジョーこと、-荒井 城太郎:第五内科主任教授は、数年後、オレ=
江畑が論文書き上げて、ココの医局をやめた、丁度同じ時期に、教授を退任し、
その後、関連病院の院長に「アマくだって」いった。


その際、次期教授の選出…ってぇのが、まぁ当然あったんだけど、このアラジ
ョー教授が自ら推薦した愛弟子の、「某:助教授A」と、ソレに対抗出馬した、
「某:助教授B」の、事実上の一騎打ち…っていうのが、ケッコウ大騒動にな
っちまって…


で、その推薦もらってない、「某:助教授B」、実は、オレ=江畑の臨床研究班
のボスで、さらにその「某:助教授B」の一派には、このエッセイに登場した、
ご存知「風林かざん」や、「オカマのトラちゃん」も入ってて、アラジョー教授
には内緒で、ヒソカに選挙活動をやっていた、らしい。


当時、オレ=江畑は、自分の学位論文(=医学博士になるための研究)に大イ
ソガシだったし、ソレ取ったアカツキには、サッサと辞めちゃう予定だったん
で、次期教授選の選挙活動ドコロじゃなく、一人「カヤの外」だったけど。



で、結局、
「某:助教授B」が、ナンと!勝利しちゃうんだけど…

まぁ…そのヘンは、イロイロあったんですよ、ホント、イロイロとね。(ページ
がないんで、このあたりのトンデモ話は、また改めて書きますんで、ね)。




◆オレ
----------江畑 李下(えばた りか)の、その後…



オレ(=江畑)は、この一件?の数年後…西都(にしみやこ)医大と提携?し
ている、土地義県:宇津野宮の、公立病院に左遷=よ〜するにトバされて…ソ
コで研究論文を書き上げて、学位論文=医学博士号をとったあと、サッサと西
都(にしみやこ)医大:第五内科の医局(いきょく)をヤメちゃったんで…


だから、その後の西都(にしみやこ)医大:第五内科の詳しいことは、正直よ
く判らない部分もあるんで、前述の部分には、多分に間違いがあるかも知れん
けど、ソコんトコロは、何卒(なにとぞ)お許しクダサイませ。


ま、西都(にしみやこ)医大:第五内科を脱北(?)したあと…オレは、晴れ
て自由の身になり、遅まきながらの「青春」を謳歌していたんだけど…

(↓ココからは、ご存知、いつものパターン)


数年前、大大大アクシデントにあった後…
オレが心から信頼し、尊敬していた、ある人物(=近しい身内)に、
モノの見事に!騙(だま)され、謀(たばか)れ、そして大いに裏切られて…
「カラダの健康」「ココロの健康」「オカネの健康」…この3つの健康すべてを
奪い取られ、

トドのつまり、オレは、「野良医者=ホームレス・ドクター」になっちまった…
なんてぇな事実は、親愛なるオレの読者諸氏ならば、もうトックにご存知です
ね?

(「その件をもっと詳しく教えろ!」…ってぇな声が、多く寄せられるんだけど、
コレ、今ある理由があって喋れないんだよなぁ。「大アクシデント」って何なの
か、その「身内」って誰なのか…いつかオレが“真実”を話せるまで、どうか
キナガにお待ちくださいませ。)




…というわけで、
オレの「病棟日誌:第一弾」はコレにて終了。オツカレさんでした。


さらに「病棟日誌:第二弾」も、ディレクターズ・カット版製作中ですんで、
コチラも大いに!ご期待下さいませ。


デハマタ!  by 江畑 李下(医学博士、総合内科医)



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【病棟日誌第一弾“不明熱”編】:その6          「病院の中心で、愛を嘆く」(びょういんのちゅうしんで、あいをなげく)


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今回の【病棟日記その6】で、いよいよこの『F.U.O=不明熱 ふめいねつ』編
は、最終回だ。長い間のご愛読、まことにありがとうございました。では早速、
本編スタート!




オレがあの「おじいさん」の家族からの電話を切った後、
丁度、その「ドクターかざん」が、医局(いきょく)に入って来た。


何か知らんが、イヤにウキウキしてやがる。


「いやぁ〜江畑先生、ステキな物をもらってしまったよぅ!」




その手に握られていた“モノ”を一目見た“瞬間”、オレは、自分の“心臓”が、
「致死性不整脈 ちしせいふせいみゃく」を起こさんばかりの衝撃に襲われた。



「江畑先生、ボクら、あのVIPのおじいさんが亡くなったり、ナンだカンだで、
バレンタインどころじゃ無かったよねぇ? で、さっき病棟に顔を出したら、
“先生、これ…”ってさぁ、やっと彼女からもらえたよぅ!」



ヤツが自慢気にオレに見せた、その物体…


それこそ、数日前、VIP病棟のナースラウンジで、
オレが見た、リボン付きの、赤と白の“細長い包み”だった。


「苛山(かざん)先生、それ…」

「あぁ、ネクタイさ。アイツ、ちゃんとボクの好みのを買ってくれたんだな。
全く、可愛いヤツだよなぁ。」


「それで…相手は…?」

「いやぁ、ノーコメントだよ。ボクは妻と娘を愛しているからねぇ。ただ、ボ
クの新しい“プリンセスちゃん”は、江畑先生のよく知ってるナース…とだけ、
ヒントを差しあげるよ。 あれ、バレちゃったかな?ファッハッハッハハッ……」




何という事だ!




「ドクターかざん」の愛人、 「蓼(たで)食う虫」の正体は…




あろうことか!




あの

おじいさんの受け持ちナースの!


あの病棟No.1の! あの働き者の! あの水野真紀似の! あの泣き虫の!






「麦野原さん」…だったのだ!!!











数週間後、木枯しが吹く寒い日の夕方、
オレはあの「おじいさん」の実家の法要に、一人でうかがった。



そん時、研修医の「綿水」は、規定の研修が無事終わり、オレと別れて、
次の勤務先の、仁井潟県にある関連病院に「人事異動」された直後だったし、



あの「麦野原さん」には、



迷ったけど…  オレ、結局 声を掛けられなかったんだ。




その「実家」ってのが、目ン玉飛び出るほどの、超“大御殿” だった。


一代で、大企業を築きあげた苦労人の証、って事なのか、まさに絵に描いた
ような“豪邸”が、暮れなずむ街の一角に、静かに建っていた。



「江畑先生、よくいらっしゃいました。」って、家族の方に“歓迎”をされれば
されるほど、オレは恐縮した。


だだっ広いリビングを通り、仏間に通されると、金色に輝く立派な仏壇があり、
その中に、写真になったあの「おじいさん」の笑った顔があった。


オレは、
その遺影の前で手を合わせ、心ん中で、語りかけていた。

「オレら、もしかして、あなたを苦しめただけ、だったんですか?」
「あの病院、あの病室は、あなたの最期の時を迎えるのに、ふさわしい場所、
だったんですか?」…


もちろん、そんな問いかけに答えてくれるはずもなく、写真の「おじいさん」
は、ニッコリ笑ったまんま、ローソクの明かりに揺らいでいた。




線香をあげ終わり、帰ろうとすると、「先生、おじいちゃんの思い出の写真、見
ていって下さいな。」って、家族の人が、“大きなアルバム”を見せてくれた。

そこには、病室(VIP個室)に入院している「おじいさん」と、その家族や親
戚、見舞い客、それから、病棟の医者、ナース、スタッフ達、等の“スナップ
写真”が、たくさん収まっていた。


「オレ」や、
今はもういない「綿水」の写真も、そのアルバムの中にあった。


もちろん、
オレの班の班長、「ドクターかざん」の写真もね。


「おじいちゃんが入院したてのころは、雰囲気がよかったですよねぇ。でも、
後から、江畑先生の上司の、“苛山(かざん)先生”がいらした頃から、何だか
ねぇ...」


そんなこと、今さら言われても、オレには何も言えなかった。




その中に、あの「麦野原さん」の写真があった。


彼女は、いつもと変わらぬ、聖母サマのような微笑みを浮かべて、車椅子に
座ってる「おじいさん」と、2ショットで写っていた。



家族の人が、微笑みながら溜息をつき、そして、しみじみと言った。


「この“麦野原さん”には、おじいちゃんも私たちも、本当にお世話になりま
した。 気立てが良くて、やさしくて、本当にいい看護婦さんです。明るくて、
美人だし、よく気が利くし、こんなすばらしい娘さんがウチの家族の誰かと結
婚でもして、この家にお嫁にでも来てくれたなら、どんなに幸せでしょうかね
ぇ…」


「あのさぁ! その“かざん”と“麦野原”の2人、付き合ってるんだぜ!
しかも不倫なんだぜ!!」


オレは、そのコトバを飲み込むのに必死だった。




用意して頂いたタクシーに乗り、自宅に向かう車中で、オレは突然、原因不明
の“吐き気”に襲われ、夜の環状八号線で、何度もタクシーを止めて、ドアを
開け、吐きまくった。



それから、三日三晩、
40度近い“高熱”にうなされ、自宅療養を余儀なくされた。



大学病院を休んだのは、
後にも先にもこの時の「一回」だけだった。



え?

熱の原因?


いまだにわからない。



原因が、未だに解らない、“熱”…






ん?



アレって、






もしかして…「F.U.O=不明熱」?











◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



★「ホーム“レス”ドクター」の
“連続小説風疾患別医療現場暴露裏話的病棟日誌”

◆◆◆『ハダシで逃げ出せ、こんな病院!』◆◆◆
★【F.U.O不明熱 ふめいねつ】編 (全6話)

【病棟日誌第一弾その1】---“U.F.O”? No!“F.U.O”! ---
【病棟日誌第一弾その2】--- 風林“苛山”着任!---
【病棟日誌第一弾その3】--- BINGO!! We did it! ---
【病棟日誌第一弾その4】--- プリンス“かざん”、不倫す ---
【病棟日誌第一弾その5】--- 予期せぬ“退院”---
【病棟日誌第一弾その6】--- 病院の中心で、愛を嘆く---



★【キャスト】★

◆オレ
----------江畑 李下(えばた りか)
◆プリンス風林かざん
----------苛山 正義(かざん まさよし:苛山班班長)
◆舎弟のわたみず
----------研修医 綿水
◆むぎのはらサン
----------看護師 麦野原
◆オカマのトラちゃん
----------奥河原 虎八(おくがわら とらはち:VIP病棟長)
◆ゴナイのアラジョー
----------荒井 城太郎(あらい じょうたろう:第五内科主任教授)

◆F.U.O(不明熱)のおじいさんと、その家族の方々

◆西都医大 港未来病院
(にしみやこいだい みなとみらいびょういん)職員の皆さま



★【スタッフ】★

◆企画:  江畑 李下
◆製作:  田部 晃  【株:アイナレッジ】代表
◆総指揮: 江畑 李下
◆脚本:  田部 晃 &【株:アイナレッジ】『総合健康ドック』企画部
◆原作:  江畑 李下
◆編集:  田部 晃 &【株:アイナレッジ】メルマガ編集部


★【ロケ地】★

◆西都医大 港未来病院 ほか




★次号予告★ 【病棟日誌第一弾 あとがき】



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【病棟日誌第一弾“不明熱”編】:その5          予期せぬ“退院”(よきせぬ“たいいん”)


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前回の【病棟日誌その4】のラスト、ポケベルが鳴って、受け持ち患者さんが
“急変(きゅうへん:症状が急激に悪化すること)”した、って連絡を受けた
ところから、早速スタートだ。


オカマのトラ先生(奥河原病棟長)の話によると、“急変した患者”、ってのは、
なんと!あの例の「おじいさん」だった。


F.U.O(不明熱)で入院し、椎間板炎の治療で症状改善し、退院間近だった、
あの「おじいさん」が、急変!?


一体何が起こったのだ!?オレは愛車(9年オチ昭和58年製 アズキ色
TOYOT▲ マー●供砲鬟屮暖瑤个靴董病院に向かった。


病室にスッ飛んで行くと、丁度、当直だった奥河原トラ病棟長、そして先に着
いていた研修医の綿水(わたみず)が、必死におじいさんに心肺蘇生(しんぱ
いそせい:心臓マッサージなどの救命処置のこと)を施していた。


「原因は?」汗ダクの綿水から心臓マッサージを替わったオレが聞くと、奥河
原トラ病棟長は、「わからん!とにかくボスミン(強心剤)を1アンプル打て!」
と、大きな声で怒鳴った。(オカマの「奥河原トラ病棟長」は、“超”緊急時に
は、“男”に戻るんだ。)


夜勤ナースからの報告によると、どうも夜、何かを食べていて、誤嚥(ごえん:
誤って気管にモノが入り窒息すること、誤飲:ごいん、と同義語)したらしい。
高齢の患者によくあるパターンだ。だけど、よりによって、何もこの「おじい
さん」が、って気持ちが、オレん中で渦巻いた。


遅れてドクター苛山も来た、
家族は泣いている、
「どうかお願いします!」って叫んでる、
緊急の点滴がいくつもぶら下がる、

「イノバン全開!メイロン追加!」
夜勤ナースが、入れ代わり立ち代り、病室を出入りする、

血圧がふれない、
「カルチコール、ワンショット!」
モニター上の心電図は、心マ(心臓マッサージ)をやめると、フラット
(拍動がない)の状態になる、

「DC用意!250Jでチャージ!」
綿水の抱えるアンビューバッグ(人口呼吸の際に使う、“ふいご”のような道具)
だけが、規則正しく、正確に、血の通わない肺に空気を送っている…





結局、


数時間後、その「おじいさん」、亡くなってしまった。





死因は、

恐らく「誤飲による窒息」。


なんで、どうして、“恐らく”なのかって?
死因を確定するためのゼク(病理解剖)を、家族が拒否したからさ。



「もうこれ以上は結構です。先生方はよくやって下さいました。本当にお世話
になりました。有難うございました。」って、ご家族の方々は言ってくれたよ。


「オレ」と、「奥河原トラ病棟長」、「ドクター苛山」、「研修医 綿水」の4人は、
ナースステーションで、しばらくの間、動けなかったな。いままでの数週間は、
一体何だったんだろう、ボーッっていう感じでね。



こうして、この「おじいさん」は、
思いもよらない残念な形で、「死亡退院」していったんだ。




亡くなった次の日、前夜のことを、何も知らないで出勤してきたナースの
麦野原(むぎのはら)さん、「おじいさん」が亡くなった、って事を聞いて、
泣いて泣いて、その日は仕事にならなかった、らしいんだ。


ホントは、それじゃナース失格なんだけど、やさしい麦野原さんらしい
エピソードだな、って思ったよ。




この「おじいさんが死亡退院」っていう報告は、当然、外来主治医である、
あの「“荒井”第五内科主任教授」にもお知らせしなきゃならない。

オレはますます胃が痛くなった。


以前、ある先輩ドクターが、こんなことを言ってたっけ。

「おい、エバっちゃん、あの荒井教授にニラまれたら、この医学界じゃ生きて
いけんぜ。」


また、別のある先輩は、「江畑、アラジョー教授の“ウラ稼業”、知ってっか?
コレだぜ。」って、ひとさし指で、自分のほおにナナメ線をひいてたなぁ。


さらに別の先輩ドクターは、「あのアラジョーの目をみろよ、ありゃ“4人”
くらい、確実に埋(う)めてるぜ!」


…なんて、皆さん、口々にオゾマしいおハナシを、マコトシヤカにおっしゃっ
てたんだ。(オレ、その恐ろしいエピソード、大学病院ヤメるまで、トラウマに
なりました。)



しかし結局、アラジョー教授は、やや不満足そうな表情をしていたけど、「まぁ
残念だが、仕方がないね。」ってな感じで、一応は納得して下さった(ように、
オレには見えた)。


だけど、その下の“助教授の先生”(←教授の補佐=次期教授?)ってのが、
「受け持ち班のドクター3名!“荒井教授”がチャンと納得されるような報告
書を書いて、提出したまえ!」

…なんてムネのことを言ってきた。



え?

それって、

「報告書」って名の、いわゆる「始末書」ってこと?


オレ、自己弁護する気はサラサラなかったけどさ、このおじいさんが、残念な
結果に終わったのは、いわゆる不可抗力的な部分が殆どなんじゃないのか?

ナンでオレらが「始末書」なんだ?



…って思ったけど、当然、口には出さなかった。

もし、教授グループに逆らえば、「横浜みなとみらい地区」あたりの再開発区域
の地中深くウメられる!…かも知んなかったからね(“5人目”なんて絶対イヤ
ですんで)。



奥河原トラ病棟長は、「まぁ…江畑っちゃん、仕方ないわねぇ、班長の“かざん”
くん、研修医の“綿水”くんたちと、よく相談しなさいね。」なぁんて感じで、
頼りねェ…っていうか、病棟長のお立場としては、ごくごく“アタリマエ”な
コメントをおっしゃった。



で、その“かざん”は、ってぇと、

「ボクは途中からの参加だったから、この方の病態の全部を把握していないん
だなぁ。入院時からの経緯がワカるのは、江畑先生、キミだ。キミがこの報告
書、書きなさい。綿水クンは研修医だしね。うん、やっぱりキミがいい。」

って、コッチが意見言う間もなく、一方的にこの残務(=始末書書き)を押し
付けてきやがった。


「クヌ野郎ゥ! スットボケた、ネムッたいことヌカシやがって、いっぺん
“キャン!”ってイわしたろか!?」…っていう“怒りのマグマ”が、オレ
ん中で臨界点寸前!になった。


綿水(わたみず)のヤツが、「ドウドウ」、ってぇな感じで、オレのタヅナ、引
っ張ってなかったら、マジ、この「かざん」のヤローに飛びかかり、オレの
十八番、「ビクトル投げからヒザ十字固め」っていう必殺技を、ヤツにホンキで
食らわしていた、かも知れない。




それから数日後の、病院当直の夜、オレが医局(いきょく:病棟とは別にある、
医者の詰め所)で、「内科学会」用の自分の研究データの整理をしていると、
外線(院外からの電話の呼び出し)が入った。

出てみると、あの「おじいさん」の家族の方からだった。


「江畑先生、その節は大変お世話になりました。実は今度、故人の法要がある
ので、是非、自宅にいらして下さい。」って申し出だった。


オレは、結局この「おじいさん」を生きて、“退院”させることが出来なかった、
申し訳ないんで、遠慮したい、って言ったら、「それでも、線香の一本でもあげ
ていって下さい、お願いします。」って譲らない。


「解りました。うかがいます。じゃあ、上司の“苛山(かざん)先生”にも
声をかけておきます。」…ってオレが言ったら、「いやぁ、あの先生はちょっと、
ご遠慮願いたいんです、何卒、お願い致します。江畑先生と、綿水先生、それ
に看護婦さんの麦野原さん、のお三人で結構ですから…」

…って言われちまったんだ。


オレが電話を切った後、丁度、その「ドクターかざん」が医局に入って来た。


なにやら、意味深な、
ニンマリ、ってな感じの“笑み”を浮かべながら…



次回、
いよいよこのシリーズは「最終回」。
乞うご期待!



★次号予告★【病棟日誌その6】(最終回)

「“病院”の中心で、愛を“嘆く”」
(“びょういん”のちゅうしんで、あいを“なげく”)




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